DATE: 2020-12-18

無窓階を知らないと大変!倉庫の賃貸借の前に知りたい基礎知識

無窓階を知らないと大変!倉庫の賃貸借の前に知りたい基礎知識

貸し倉庫として賃貸借契約をお考えの際、しっかりと知っておきたい基礎知識の1つになるのが「無窓階」についてです。
知らずにいると消防設備をより充実させねばならず、コストが増大しがちですから、ぜひ把握しておいてくださいね。
今回こちらの記事では、貸し倉庫の賃貸借契約を予定している方に向けて、無窓階についてご紹介したいと思います。

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窓の有無は関係ない?倉庫の賃貸借前に知りたい「無窓階」とは?

無窓階とは、火災が起きたときに倉庫内にいた方の避難や、消火のための消防隊の進入が難しい造りになっている階のことです。
あくまで階単位で判定されるもので、複数の階層を持つ倉庫ならそのうちの特定の階だけが無窓階とされることもありえます。
字を見ると窓がないだけの階のように見えますが、一般住居での窓とはまた違ったもので、なんらかの窓が取り付けてある階でも無窓階との判定がありえますからご注意ください。
無窓階と判定された場合は、消防設備をより充実させる必要があります。
火災が起きた際の避難や消火活動が困難な造りになっているので、火災が起きないように尽力するため、最小限の出火でなるべく食い止めるためです。
具体的には、たとえば火災報知器よりもさらに精度が高い煙感知器の設置が義務付けられます。
必要な設備はこれだけではなく、より狭い間隔で多数設置する必要のある消火器をはじめ、数々の消火設備の設置義務が発生するのです。

賃貸倉庫に無窓階はある?ない?判定基準についてご紹介

判定基準を簡単にいうと、窓の有無などではなく、つまりは避難や消防隊の進入がしやすいかどうかとなり、そのために「必要な設備が基準を満たすかどうか」なのです。
定義はかなり細かく、さらに一部は所轄消防によって微妙に考え方が異なる場合もあるため、行政をはじめとした関連機関へ確認を取るのが確実ですが、一例としていくつかご紹介しましょう。
10階以下の倉庫の場合…

・「直径1m以上の円が内接できる開口部」または「幅75cm以上・高さ1.2m以上の開口部」が2つ以上ある

・「直径50cm以上の円が内接できる開口部との面積の合計」が1/30以下

上記の2つの条件が見受けられると、無窓階と判定されます。

開口部に通常取り付けられている窓やシャッターの仕様にも規定があり、ガラス幅6.8mmの普通窓や軽量シャッターなど、簡単に破壊して避難や進入ができるものは開口部として認められます。
対して、破壊作業のための専用スペースが必要となるガラス幅10mmの窓や、重量シャッターなど、頑丈で破壊が難しい場合は開口部として認められない場合があるのです。
このほかにも開口部が取り付けられている位置や、窓やシャッターの細かい仕様により、判定が変わる場合があるため、関連機関と相談しながら設計を進めると安心です。

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まとめ

倉庫の造りによっては無窓階との判定を受け、消防設備の運用コストが高まる恐れがあります。
運用予定の倉庫に無窓階を作るかどうかは、以上のようなことを踏まえて決められれば、貸倉庫の運用がうまくいくかと思いますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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